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住民票をあえて「戻す」利点

 今度はどういう形態であろうが、長期で海外に行くのは間違いないです。短くて1年、長くて何年になるやら。
 これからは時間があるときに、そのへんの問題点と対策を分かる範囲で書いていきたいと思います。ポイントは長期「旅行」とは違う観点、です!

 今回は「住民票、抜くべきか抜かないべきか?」これ、長期で海外旅行をする人間は必ず抜くというのがバックパッカー界の常識となっています。自分もそうだと完全に思い込んでたんですが、2ちゃんねるでこんな話が。

「年金免除は住民票ないと無理なので、抜きません」

 ハッとしましたね。たしかにそのとおりです。

 まず住民票を抜くとどういうことになるかをまとめてみましょう。

・住民税を支払わなくて済む(1月1日時点で海外滞在であること)
・国民年金の支払が任意になる
・国民健康保険には入れない
・所得税は払う

 一般的にはひとつめの「住民税を支払わない」ことが最大の恩恵と言われます。

 所得税は「働いたぶんに応じてその給与から」控除されます。2011年5月に20万円稼いだら、その分の給与をもらう際、所得税などが引かれた金額が手取りになります。
 住民税は、この時点では引かれません。1月~12月に受け取った賃金の総額に応じ、翌年1月1日に住民票のある市町村に、翌年6月~翌々年5月まで支払います。
 じゃあ1月1日に日本に住んでなかったらどうなるか? 前年どんなに大金を稼いでいようが、住民税は支払わなくてOKです! 12月31日までがっつり稼いで退職し、その日のうちに住民上抜いて海外に飛べば、払わなくていいんです(笑)
 住民税は年額で計算するのに所得税は月額……と読み取れるかもしれませんが、実は間違い。所得税も年額です。さきほどの例だと毎月コンスタントに20万円働いたら引かれるだろう所得税の12分の1が引かれるだけなんです。だから、年半ばで辞めてあと働かずに年末を迎えた場合、明らかに「取られすぎ」になります。20万円6ヶ月で辞めたら、年収は120万円。でもこの時点で、12ヶ月働き240万円働く前提で所得税を控除されてます。この場合、確定申告で還付をしてもらわないと、取られ損になります。

 ま、このへんの話は他でもさんざん出てる解説なので、このあたりにしましょう。ともかく住民票を抜くと住民税が取られない、良かったよかった……というのが今までの話。
 でもこれ、最初の1月1日だけです。だって2年目って、日本でまったく働いてないわけですよね? その次の1月1日って、前年の収入なんか「ゼロ」なわけです。住民票を抜いておく利点が、少なくとも住民税においてはない。だってどうせ税金無しだもん。無職無収入なんだから。
(毎年1月1日以降に帰国し働いて、12月31日前に出国するという手はたしかにある。あの竹中平蔵がやってたことで有名。ただしこの住民税非課税の話って、厳密には1月1日を挟んでまるまる1年間以上日本にいない人しか適用されないという話があります。今は手続き上問題なしですが、自治体が本気になれば取られる可能性もあることはご承知おきください。もちろん、日本における労働期間が非居住者区分以下に当てはまる期間ならば、問題ありません)

 じゃあ住民税以外はどうか? 国民健康保険……これも無職無収入なんだから、最低レベルの金しか払わない。自治体によっては無料になります。

 では国民年金は? まず、海外に「毎月1日~月末までまるまる海外にいる間」は、カラ期間という扱いになります。ちょっと難しい話ですが、国民年金は25年以上の加入が支給条件。

・25年まるまる払う……25年ぶん全額もらえる
・25年全額免除される……25年ぶんのうち、国庫負担ぶん(50%)がもらえる

 これが基本なんですが、ではそのうえで、仮に24年しか払ってなかったらどうなるか? 1円も出ません。24年も払ってるのに!
 そんなとき手元にまるまる1年以上日本にいなかったことを証明するパスポートがある。その期間は任意で払ってなかった……これは滞納ではなく、カラ期間です。24+1=25年で、加入期間を満たし年金がもらえる。ただし、金額としては24年ぶん。このあたりがカラ期間の難しいところです。
 ま、このへん興味ある方は、いろいろ調べてみてください。

「だからこそ住民票を抜き続けるべきなんじゃないのか?」というのが従来の考えだったのですが、1年無職無収入ですよ? 無職無収入の人間が国民年金に加入したら……こりゃ間違いなく全額免除です。だって収入ないんだもん。
 先のカラ期間の話で言うと、1年納付し、24年カラ期間だったら、たしかに年金もらえますよ。もらえますけど雀の涙にも満たない額にしかならない。ところが全額免除なら、満額の半分はもらえるわけです。

 20XX年。国民年金満額(40年納付)で80万円もらえる時代。
・25年満額納付……50万円
・25年全額免除……25万円
・1年納付、24年カラ期間……2万円

 これはなんとしても免除をゲットすべきです(笑)。ここでおそらく疑問が出てくるはず。「海外にいるのにあえて住民票を入れるって、出来るの?」
 これ、出来ないって話は聞いたことがない。「いかに抜くか」を考える人がそれなりにいる裏で、実は多くの人はそんなことまったく考えず、のほほんといれっぱなしで海外に行ってる。これが実際でしょう。そういう人は親や家族が国民健康保険も年金も払ってくれてる、そんなところじゃないでしょうか。

 まとめてみると、こんな感じ。

・1年目……転出届提出、海外へ
・2年目……海外行ったきり
・3年目……可能なかぎり1月か2月に一度帰国。一昨年(1年目)の半ばまで働いていた当時の所得税還付申告を行う。市役所に転入届を出し、前年の無収入証明をもらうと同時に、国民年金の免除申請を行う。再び出国
・4年目……申請は毎年必要なので、毎年帰国必要
(今は毎年必要ではありません。詳しくは当記事のコメント欄のサボールさんの書き込み、もしくはこちら

 うん、やっぱりこのパターンは、ふつう1年前後、長くて2年程度の、いわゆる世界一周バックパッカーには当てはまりそうにない(笑)。そういう人は住民票抜いて住民税なしの恩恵を受けるだけで精一杯ですし、それで十分でしょう。でも3年以上海外にいる場合は、3年目に住民票を戻すことを検討する価値はありそうです。

追記:実際に外こもり3年目に住民票を戻してみた記事は、こちら

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コメント

Re: 住民税

>  現在は12/31以前に出国し、以後一年以内に戻ってきたら住民税の請求がきます。

あらま、そうですか。でもこれも地方自治体によって対応がいろいろ違うかもしれないです。
日本の地方自治って、案外細々と違ってたりしますから。

> 但し、これは戻ってきた時点で役所に住民票を戻したらの話です。
>  また、一年以内 という判定は役所で住民票を戻すときに、
> 旅券の出入国のスタンプで判定しますので、
> 自動ゲートで出入りする方は面倒でもスタンプを貰いましょう。
> (逆にいうと自動ゲートで出入りして記録をかっ飛ばすこともできる。)
> (私が質問したときは、役所はいちいち自動化ゲートの通過記録までは照会しないとのことです。)

これはそのとおりですね。
あと、住民票を抜かないとしても、将来的に国民年金のカラ期間を計算する際、パスポートがあれば算入できるとも聞いてます。なんにせよパスポートにはちゃんと記録を残しておくことは大事ですね。

住民税

 現在は12/31以前に出国し、以後一年以内に戻ってきたら住民税の請求がきます。
但し、これは戻ってきた時点で役所に住民票を戻したらの話です。
 また、一年以内 という判定は役所で住民票を戻すときに、
旅券の出入国のスタンプで判定しますので、
自動ゲートで出入りする方は面倒でもスタンプを貰いましょう。
(逆にいうと自動ゲートで出入りして記録をかっ飛ばすこともできる。)
(私が質問したときは、役所はいちいち自動化ゲートの通過記録までは照会しないとのことです。)

Re: No title

>  僕はタイで現地採用として働いて4年目ですが、日本での収入はゼロなので国民年金は全額免除になっています。毎年9月ごろに「今年も全額免除の申請が通りました」という葉書が実家に来るだけです。

おいしい話、ありがとうございます。
だけど記憶が確かならば、タイと日本は租税条約を結んでるはずです。つまり、相互に所得情報を交換してるはずなんです。
ルール上、サボールさんは無所得ではないとされるのでは?
今は相互の情報交換が事実上行われていないだけかと思いますが、たとえば本名を知ってる方が日本の役所に密告すれば、調査され免除が取り消されることもあるかもしれません。

そのあたりの不安はありませんか?

No title

 大変参考になる記事です。ただ、国民年金全額免除の申請は毎年必要ではありません。最初に申請するときに「継続審査を希望する」という欄にチェックを入れておけば、翌年からは自動的に全額免除の審査をしてくれます。つまり、免除申請のために毎年一時帰国する必要はありません。
 僕はタイで現地採用として働いて4年目ですが、日本での収入はゼロなので国民年金は全額免除になっています。毎年9月ごろに「今年も全額免除の申請が通りました」という葉書が実家に来るだけです。

転出届けについて

※どこに書き込んでいいのかわかりませんでした。
 いちおそれなりの場所ということでこちらに失礼しました。

はじめまして!個性的なブログですね。
興味ある記事を楽しく読ませていただきました。

それで、過去に書かれた海外に行く前に提出する行政手続きで「転出届け」の記事を
読ませて頂きましたが、疑問、解らないことがあります。

それで少し聞きたいのですが、1月1日より前日に日本を発つ人が対象になる(?)
「転出届け」は、税金免除の優遇を受けることができるとおもうのですが

私が予定しているスケジュールでは、来年2013年の2月ないし3月に日本を出て
10月末をメドに日本に戻るつもりでいます。
ですから、その年の1月1日とぶつからずに転出届けを提出することになります。

この海外滞在の日程でも、転出届を出す意味、税金、社会保障の
免除の対象となるのでしょうか?
また、先に述べた2~10月の予定でも出すべきでしょうか?
説明を見る限りは出すべきだとは思いますが、具体的なことが理解できません。

行き先は東南アジア(台湾、タイ、マレーシア、ベトナム
(余裕があれば+ニュージーランド))の何処かになります。
すべて滞在するかもしれません。

海外に行く目的はBPさんの言われている外国に逗留する、外こもり、
大陸横断(?)と少し違いますがほぼ同じと思っていただいて結構です。

転出届けの手続きは沢山情報があるのですが
どのサイトも事務的なことのみに終止しており、踏み込んだ質問・疑問は
ドコにも書いていないので海外在住で色々とご経験のあると感じられたBPさんに、
あえて質問をぶつけてみました。

過去海外には一度だけバンコクと周辺の遺跡の6日間ツアーでしか訪れたことがありません。

海外ビギナーである私ですが、よかったらご教示お願いします。

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Author:hin-bp
アラフォーのバックパッカー。働くのが大嫌いという真性怠け者。嫌々働きながらなんとか1000万円貯めてアーリーリタイアをもくろんだものの、貯まる前に震災&原発が来てぷちっとネジが切れ、勢いで仕事辞める。今後はまったく五里霧中。

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