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”無敵の人”の甘さ

「黒子のバスケ」脅迫事件というのがありました。私は詳細についてはよく知りません。黒子のバスケを読んだこともないし、どれだけ人気なのかも知らないです。知ってるのは、コミケで事件を起こすぞなどと脅迫して、そのブロックがまるまる出品できなくなったとか、そういうことぐらいです。
 この被告が非常にぶっ飛んでる発言を裁判でしてたというのも、実は最後の最後で知ったくらいで、遅かった……と思ったぐらい。だけど、この事件の被告のことを知れば知るほど、彼の境遇や思考などなかなかに衝撃的で、深入りすると危険だという感じがどうしてもしてしまい、あえて見ないようにしてました。

「黒子のバスケ」脅迫事件実刑判決についての渡邊被告のコメント発表!
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140821-00038455/

判決を受けての所感

「黒子のバスケ」脅迫事件犯人の渡邊博史です。実刑は逮捕前からの想定通りですから、このことについて特別な感慨はありません。ただ正直に申し上げますと、もう娑婆に出たいという気持ちがほとんどありませんから、刑務所に4年以上も住まわせて頂けることが決定した今回の判決に自分は喜んでおります。「こんなクズを社会で面倒を見ないといけないのかよ。本当に腹が立つ」と自分についてコメントしていた某ミクシーの住人さんには、「努力教の自明性に溺れたお前らが納めた税金で、自分はプリズンニート生活を満喫させてもらうわ。ざまあwwww」
と申し上げておきます。

(中略)

 今夜は自弁で事前に購入したお菓子でささやかな実刑判決のお祝いをします。宴の会場はとても快適なホテル東拘インA棟11階の独居房です。
 それでは最後に「祝!喪服実刑!」などとツイートして下さってくれているであろうTwitterの黒バスクラスタの皆様たちに申し上げます。
「自分と一緒に喜んでくれて本当にありがとう!」
2014年8月21日喪服の死神こと渡邊博史

渡邊被告と接触してきた『創』編集長・篠田の感想

 懲役4年6カ月の実刑判決。ほぼ予想通りだった。

(中略)

 渡邊被告は冗談めかして東京拘置所を「ホテル東拘イン」と呼んでいるのだが、聞いてみると彼はこれまでエアコンの効いた部屋で暮らしたことがなかったという。年収200万を超えたことがないという、ワーキングプアともいえる生活を長いこと送ってきた彼にとっては冗談でなく本当に拘置所は快適らしい。拘置所や刑務所の生活の方がランクが上だという人たちが今の日本社会にたくさんいること、そしてそういう現実とこの犯罪はやはり結びついているということも考えないわけにはいかない(本人はそういう生活にもそこそこ満足していたのでそこへの不満から犯罪を犯したという見方を否定するのだが)。

「こんなクズを社会で面倒を見ないといけないのかよ。本当に腹が立つ」という言葉なんか、私が将来的に生活保護を受給することを前提とすると公言して以来2ちゃんねるで投げかけられる言葉そのもので、なんとも複雑な思いがします。
 文章にあるように生まれてから一度もエアコンのあるところに暮らしたことがないというのは、今のエアコンを持てる生活保護よりも下の生活しかしてきてこなかったということを意味します。「(本人はそういう生活にもそこそこ満足していたのでそこへの不満から犯罪を犯したという見方を否定するのだが)。」とも書かれており、そこは悲しさを感じさせます。いざ罪を犯してみたら今までの生活に比べてあまりにも快適でびっくりするということなのでしょうか。
 だけど、この被告が刑務所が快適な場所と考えるのは、やはり違和感を感じざるを得ません。24時間監視され、毎日すべきことしてはいけないことがきっちり定められてる、自由のない日々。それは、それまでのエアコンもないしお金も無いけどプライベートがあった日々とは、天と地の違いがあるのではないでしょうか。
 拘置所生活は基本独居房で、取り調べや裁判などが無い時は読書も黙想もできるけど、懲役刑というのは見方を変えれば「強制労働」を課されるのと同じ。拘置所とは違うはず。それを甘く見てるんじゃないかなぁと思ってしまいます。噂レベルだけど、こういう人っていかにも「掘られそう」ですしね。

 被告の思考遍歴とも言える長文の冒頭意見陳述も、最終意見陳述も、どちらもネットで全文を見ることが出来ます。ですが、ちらっと見たその内容もなかなかすごそう。ちょっとこれは、安易に手を出してはいけないのではないかと思わされます。

「拘置所や刑務所の生活の方がランクが上だという人たちが今の日本社会にたくさんいること、そしてそういう現実とこの犯罪はやはり結びついているということも考えないわけにはいかない」これはたしかにそのとおり。このことをもっと日本社会は真剣に考えねばならない。
 では、彼が最低限度の健康で文化的な生活を送る権利を持っていることを理解し、生活保護を受給していたら事件は起きなかった? というと、そうでも無いと思うのです。彼の「飢え」というのは物質的な生活レベルの話ではなくて、社会の中で地位や役割「誰かに必要とされている」というような精神的な話のように感じるのです。これはどんなに金品を支給し保護したところでどうなるものでもありません。物はあげれば済むけど、精神的充足というのは相手が必要な話で、自由と平等を尊重する現代社会において、他人に対し誰かのために強引な付き合いをさせることは、誰にもできません。彼自身がそういうものをもとめるなら、彼自身が努力するしか無いのです。
 もちろんそれを他人が手助けすることはできるけど、彼女作り講座に参加させれば済む話でもないですしねぇ。

 基本的人権はもちろん「心身ともに」保証されてしかるべきものです。ですが体はともかく、心は本当に難しい。典型的な従来型の左翼はそれを仕事に見出し、ともかく働く場所を与えることがその人に生きがいや存在価値を与えると思い込んでます。ですがもはやこの方法論には限界があります。
 ともかく働かせればいいんだではない、別の方法論で問題に取り組んでいくことが問われる時代になってきているということなのだと思います。

追記:8/23
 さきほどコメント欄に2つのリンクを追加しておきました。オーストリアにおける刑務所の話なんですが、なかなか興味深いと思います。個人的には、たとえこういう刑務所であっても、それは決して快適とは言えないと思います。

http://news.livedoor.com/article/detail/9117305/
http://www.dailymotion.com/video/x22v25t_140805-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%91%A8%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%AB-%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC-%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E4%BA%BA%E3%81%8C%E9%A9%9A%E3%81%84%E3%81%9F%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D_travel

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コメント

Re: 日本の刑務所はぬる過ぎる

いつも思うんだけど さん

> DVDで外国映画、刑事物やアクション物などを良く見てる、日本の刑務所は至れり尽くせりで、出ても社会の方が厳しいので又戻りたくなるような状況みたいですね。
> メシは旨いし、3食ちゃんと食べれるし、風呂も入れるし、いろいろ制限はあっても看守に殴られたりしないし、殺される事もない。

こういうことって、よく言われますよね。似たような言い方で、日本の労働は、社会福祉は恵まれている、贅沢だなんてことを言う人もたくさんいる。
ですが、これってとんでもない誤解なんです。
こちらをご覧ください。

http://news.livedoor.com/article/detail/9117305/
http://www.dailymotion.com/video/x22v25t_140805-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%91%A8%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%AB-%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC-%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E4%BA%BA%E3%81%8C%E9%A9%9A%E3%81%84%E3%81%9F%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D_travel

2つ目の動画は28分辺りから見てもらえればと思います。

さて、これでも日本の刑務所は「恵まれている」と思いますか?

> 私の案ですが、足輪と重石を付けて永久強制労働させたり、棺おけみたいな狭くて暗い所に年間の半分以上死ぬまで閉じ込めたり、砂漠のような所に放り出したり、メシは不定期にしたり、もっと肉体的、精神的にいじめ尽くすようなやり方をした方がいいと思う。
> 刑務所で死亡しても国家は責任を取らない、むしろあたりまえの環境である、としてやればいい。
> また、被害者が定期的に訪問して、直接暴力できる環境を作り、それにより死亡しても罪に問わない、なんて法律を作ればいいと思う。
> 罪を犯すやつらは、極端な人間なので極端に対応した方が良いと思う。

これは現代社会にはまったく合わない発想です。懲役刑とは、意に沿わぬ労働を課せられることが刑罰なのであって、それ以外の面において人権侵害的な行為を行うことは、逆に言えば、一般社会においてもなにか問題があれば人権侵害的な行為を行っても良いということになってしまいます。
たとえ服役している人間であっても、刑罰以外の面においては最低限の基本的人権は守られなければいけない、これが人権を尊重する国家のあり方です。

ただ、死刑をかせられても平気な顔をしてる奴(池田小学校自動連続殺傷事件の宅間死刑囚など)については、もう少し何とかならんのかとは、確かに思います。ただ、どんなに理想的な社会であっても、一定数「狂った人」が生まれることは止めようがないとも思います。完全にゼロというのは、残念ですがそのほうがなにかおかしいとすら思ってしまう。宅間ほど狂った人間が出るのは50年に1度か100年に1度かはわからないけど、それぐらいは出るでしょう。

ここで大事なのは、その発生率を少なくすること、増やさないことで、そのために異常に重い刑罰を課すことが有効だとは、思いませんね。

なんにせよ、ご紹介した記事と動画をご覧いただければと思います。現代の人権思想発祥の地である西欧において人権というものがどれだけ大事にされているかが、よくお分かりいただけると思います。

日本の刑務所はぬる過ぎる

DVDで外国映画、刑事物やアクション物などを良く見てる、日本の刑務所は至れり尽くせりで、出ても社会の方が厳しいので又戻りたくなるような状況みたいですね。
メシは旨いし、3食ちゃんと食べれるし、風呂も入れるし、いろいろ制限はあっても看守に殴られたりしないし、殺される事もない。

私の案ですが、足輪と重石を付けて永久強制労働させたり、棺おけみたいな狭くて暗い所に年間の半分以上死ぬまで閉じ込めたり、砂漠のような所に放り出したり、メシは不定期にしたり、もっと肉体的、精神的にいじめ尽くすようなやり方をした方がいいと思う。
刑務所で死亡しても国家は責任を取らない、むしろあたりまえの環境である、としてやればいい。
また、被害者が定期的に訪問して、直接暴力できる環境を作り、それにより死亡しても罪に問わない、なんて法律を作ればいいと思う。
罪を犯すやつらは、極端な人間なので極端に対応した方が良いと思う。

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アラフォーのバックパッカー。働くのが大嫌いという真性怠け者。嫌々働きながらなんとか1000万円貯めてアーリーリタイアをもくろんだものの、貯まる前に震災&原発が来てぷちっとネジが切れ、勢いで仕事辞める。今後はまったく五里霧中。

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