HOME > スポンサー広告 > 物を捨てられる人、捨てられない人HOME > 本の感想 > 物を捨てられる人、捨てられない人

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
   このエントリーをはてなブックマークに追加

物を捨てられる人、捨てられない人

 瀬戸内寂聴とホリエモン(堀江貴文)の対談本『死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 』(角川フォレスタ)を読んでいる。瀬戸内寂聴はともかくホリエモンには出来るだけ金を上げたくない(笑)ので図書館に入るのを待ってたが、ようやく借りられた。
 なかなか、面白い。

 そもそもこの本に興味を持ったのは、書店店頭のポップにこんな二人のやり取りが書かれていたのを見たのがきっかけだった。
堀江「僕は人に迷惑をかけてでも生きていきたいですけど(笑)」
瀬戸内「それは甘えてるわね。私はイヤ」(p.23)

 ホリエモンについては当ブログでは何度も批判的に取り上げてきたけど、ともかくこの発言については完全に同意で(^_^;)、ともかくホリエモンは気になる存在であるのは事実である。

 そんなわけで、読んでみようかなと思ったわけだ。

 この引用の第一章「死ぬってどういうことですか?」は普通に読み終わり(ホリエモンの宇宙論を取り混ぜた死生観には個人的に共感するものが多くて、我ながら驚いた)、第二章「こだわるな、手放せ!」で、ブログで取り上げたい話が出てきた。
 二人共、物をどんどん捨てる。捨てて身軽になりたい、捨てられる人はカッコいい、捨てられない人はカッコ悪いみたいな話をしていた。
 この手の話は別に珍しいものでも何でもなくら、いわゆるスピリチュアル業界や宗教なんかでもよく言われる話だ。無執着とか、そういう文脈で取り上げられることがある。

 だけどこれって言わせてもらえば、捨てても必要ならすぐに手に入れられるという確信というか、安心感がないと無理な話だと思うのだ。物を捨てられないのは貧乏性だなどとも言うけど、それは貧乏だと気軽に捨ててしまったものが必要になったらまたお金を払わねばならない、だけどそんな余裕はないという恐れというか、不安があるからこそ、そう簡単に捨てられなくてどんどん物が増えていくという面は、たしかにあるのである。
 瀬戸内寂聴はもう十分すぎるほどの名声があり、お金もおそらくはたくさん持ってる。ホリエモンは実際のところそんなにキャッシュを持ってないそうだけど、必要とあればいくらでもスポンサーを探し、金のつてを探し、物を手に入れることができるだろう。
 こういう人望というか能力がある人が「物を捨てられないのはカッコ悪い」などといったところで、「おまえらにそんなこと言われたくない!」としか感じないのだ。

 スピリチュアルや宗教業界なんかでも、物を捨てれば捨てるほど、他人に物を上げれば(布施や寄付すれば)するほど多くが返ってくる、しがみつけばしがみつくほどもらいが少なくなるみたいなことを言ったりする。
 さて、物にこだわりスーパーのビニール袋や何年も前に買ったのにろくに着ない服をいつまでも持ってるから貧乏になるのか、それともそういうのにこだわらずポンポン捨てるからこそ、金持ちになるのか?
 こうなってくると鶏が先か卵が先かみたいなものなのだなという話を以前宗教業界の人に話したら「一度騙されたと思って手放してみなさい。必ず必要な時に手に入るようになります。心配はいりません。執着があなたを苦しめるのです」と言われたのだが、それは結局は布施しろと同義だったりもする(笑)。

 バックパッカー的には、たまに笑ってしまうほど軽装の人がいたりする。どうしてそんなに軽装なのかと聞くと、必要なら買うけど、宿の人に上げたりして置いてきてしまうというのだ。たとえばハサミは飛行機の機内に持ち込めないので、毎回捨ててくる、とか。
 個人的にはどうしてもそれが出来ない。ハサミなんか今でも小学生のときのものを使い続けていて、それを海外にも持っていってる。当然毎回、飛行機に預けている。
 今でも、一番最初の海外旅行の時に買ったTシャツを着ているし持っていく。不思議な生地で、未だに首のところが伸びたりもしないでちゃんと着られる。ほつれはさすがに出てきて、縫って直す。

 たしかに荷物の軽装は旅行において意味がある。安宿探しも楽だし、移動も楽。荷物の管理も楽。だけど毎回毎回買っては捨てなんてことをやってれば塵も積もれば山となるのではないかと、どうしても考えてしまう。
 LCC全盛の今となっては、預け荷物の超過料金が数千円かかることを考えたら、もしかしたら毎回買って捨てるほうが得になる可能性も出てきてはいるけどね。

 結局のところ物をポンポン手放せる人が必要な時に簡単に手に入れられるというのはその人が優秀だからではないかとか、貧乏だからこそ物を捨てられないと言ってるから貧乏なのかとか、その辺についてはモヤモヤしたものをずっと抱えてしまってるのもまた、事実だったりするのだ。

 とまあ、こんなことをつらつら考えてみたりしたけど、この本の後の方の話でまた気になるのがあったら、取り上げてみたいと思います。

こちらもポチっとお願いします。

にほんブログ村 その他日記ブログ ニート日記へ
にほんブログ村

   このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

Re: タイトルなし

銀翼 さん

> 例えば学生時代に買ったギターやスノーボード等、大きくて場所を取る割に何年も使ってないものは捨てました。
> それを保管しておくだけのスペースを確保しようと思ったら、その分のコスト(例えば家賃÷面積分)がかかる訳でですよね。
> 収納の仕方を工夫したとしても、本来は必要ないスペースを使っている訳で、目に見えないコストがかかっていると考える事ができます。
> レンタル倉庫なんか分かりやすい例ですよね。

貧乏人がレンタル倉庫を借りてまで物を保管するわけがないので、実際は部屋に収めきれなくなったら捨てる、捨てざるを得なくなるでしょう。
逆に言うと、限界まで貯めこんでしまうわけです。よくテレビに出てくるような物がきっちり整理されてて広々とした部屋とは真逆で、なんとも狭苦しい部屋になるわけですね。

私がモノを捨てるかどうかの判断基準はコストですねー。

例えば学生時代に買ったギターやスノーボード等、大きくて場所を取る割に何年も使ってないものは捨てました。
それを保管しておくだけのスペースを確保しようと思ったら、その分のコスト(例えば家賃÷面積分)がかかる訳でですよね。
収納の仕方を工夫したとしても、本来は必要ないスペースを使っている訳で、目に見えないコストがかかっていると考える事ができます。
レンタル倉庫なんか分かりやすい例ですよね。

何年も使わない間、ずっと家の一角を占拠し続ける事を考えると、一度捨てて、もしまた使う時は新しく買った方が結果的に安くなるかもしれないと思ったモノは捨てます。

逆に、ハサミや爪切りのように頻繁に使い、場所も取らないものは殆ど捨てませんねぇ。
買い換えても単価は安そうですけど、保管コストも微々たるものですしね。

Re: タイトルなし

Moscow76AQue さん

> たとえば養老孟司はエリート主義のいけ好かない性格の医者だ
> アホは死んでも仕方ないという思想が
> 言動の端々に表れている。
> 「俺は賢者。生まれも育ちもお前らとは違う」ってね。
> そんな奴は嫌いだね。そうだ!感情論だ!
> この壁を養老孟司は越えられない!

たとえば、私には若くして出来ちゃった婚をしたり、何人も何人も子供を作っちゃう人、いわゆるDQNの思考回路は、正直言って分かりません。
バカの壁というのは実は、養老孟司側からも超えられないんですよ。

> ブログ主も頑張れ!

ありがとうございます。

バカの壁があるのは分かるけど
あえてそれを越えたいと思わない。

卑屈にならずに逆にこっちから囲ってしまえばいい
こっちの壁でw

たとえば養老孟司はエリート主義のいけ好かない性格の医者だ
アホは死んでも仕方ないという思想が
言動の端々に表れている。
「俺は賢者。生まれも育ちもお前らとは違う」ってね。
そんな奴は嫌いだね。そうだ!感情論だ!
この壁を養老孟司は越えられない!
あんな奴の本をありがたく読んでる奴らはもっと下にいる。
人間にとって他者とは、もっとも大事なのはその他者の人格が気持ち良いかどうかなのだ。
論理的なことを言ってても人格が尊敬できなければ
そいつは60kgもあるクソの塊に過ぎん。

俺はこの記事を開いて5分で養老孟司を俺の感情論の壁で包囲してやったぞ!
勝った!w

ブログ主も頑張れ!

ですから壁を越えられないんだからバカなのではないですか?

Re:

名無しさん

バカの壁というのは言葉のあやであって、認知の枠組みの越えがたさ、境界の存在を壁と言ってるだけだと思いますよ。

>>バカの壁というのは実際にあると思います。

あなたはバカってことですか?

Re: タイトルなし

通りすがり さん

> まさに養老武司先生の唱えた「バカの壁」ですね
> バカは死ななきゃ直らない

バカの壁というのは実際にあると思います。
もっと丁寧な言い方をすれば思考の枠組み、フレーミングと言いますが、各自には一定の枠があって、それを超えることはとても困難なのは、事実です。
『パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集』という本がありますが、育った環境が違い価値観が違うと、そこを超えて理解するのは本当に困難なのだと思わされます。

Re: タイトルなし

名無し さん

> このように考える人はよくいますが、自分とは生きてる世界が違うんだみたいに最初から切り離してしまうから自分の人生が良い方向に向かわないんじゃないでしょうか?
> 現実に結果出したいなら、現実に結果出してる人の言うことが一番参考になると思いますが

これって仕方のない事だと思いますよ。
すべての人がホリエモンのような度胸と割り切りを持ったら、今度はその中で格差や勝ち負けが生まれます。全員が勝ち組になることは、ありえません。
社会保障の拡充を求める立場の人間は、誰一人として全員を勝ち組にさせろなどとは言ってません。そういうのには向き不向きがあるますしね。
負け組であっても最低限度のところは保障しろよというだけのことを言ってるわけです。

正直言って私はホリエモンにはなれないし、彼をうらやましいと思ったからといって真似しろと言われても、それはそれでつらい日々になると思います。

>そうやって自分に壁を張る人は何がしたいのか・・・

まさに養老武司先生の唱えた「バカの壁」ですね
バカは死ななきゃ直らない

しかしバカも人間です 死ぬのは怖いでしょう
あがいて、あがいてあがいてあがいて生きて、他者からさげずまれの目を受けながら死んでいく、ただそれだけのことです
ちっぽけなことですよ

>>こういう人望というか能力がある人が「物を捨てられないのはカッコ悪い」などといったところで、「おまえらにそんなこと言われたくない!」としか感じないのだ。

このように考える人はよくいますが、自分とは生きてる世界が違うんだみたいに最初から切り離してしまうから自分の人生が良い方向に向かわないんじゃないでしょうか?

現実に結果出したいなら、現実に結果出してる人の言うことが一番参考になると思いますが

貧BPさんに限らずですが、そうやって自分に壁を張る人は何がしたいのか・・・
ただ寝転がってるだけで楽しさや幸福はやってくる、そうでなきゃおかしいと考えてるのでしょうか
その辺が疑問です


Re: タイトルなし

D坂の男 さん

> 貧BPさんが、かわいいハサミを大事そうに持ち歩いている姿を想像しておかしくなってしまった(笑)
> 文章の先に個性が見えてくると親しみがわいてきます

ははは(^^;;;;
案外シンプルなデザインなんで、今でも普通に使えてます。
ちなみに爪切りはもう20年近く使ってるし、海外にも毎回持って行ってますね。

> モノを捨てるにしても身の丈にあったやり方をすればいいわけで
> 生活を脅かすほどモノを捨ててたらそれはただの断捨離馬鹿です
> 何を捨てるかを決めるのもその人の個性ですしね

断捨離というと、時系列に物を並べて一ヶ月使わなかったものは捨てましょうとか、そういうこと言いますよね?
最大でも1年間使わなかったら春夏秋冬どこでも使わなかったのだから捨ててもいい、とか。
だけど、置いておける場所があるなら、10年後に使えるかもしれないわけです。
その場所のためにお金を払うのは馬鹿っぽいけど、これが積もっていくと狭い部屋が限界まで狭くなってしまったりするんですよね……我が家のことですが。

> そうやって感情の整理ができると、新しく何か学ぼうとか、やってみようとか意欲が湧いてくるのは確かだと思いますし
> そうした「新しい挑戦」の繰り返しが、お二方のような社会的につながる、という側面は確かにありそうです

ふむふむ、なるほど。そういう面はたしかにあるかもしれません。

Re: タイトルなし

Cosi さん

> 金の有無より物欲の有無が関係してるんじゃないでしょうか。
> 自分は物欲があまりないので、金も大してかからず、貧乏でもやっていけてます。
> 単調な生活をしてるせいか、必要なモノ自体が少ないのかもしれませんが…。
> 確かに旅行中の身軽さが続いているような感じなので楽は楽です。

物欲というか、単純にもったいないと思うんですよ。
まだ使えるのに「今この瞬間にいらない」というだけで捨ててしまう。将来必要になった時に、その捨てたものはゴミ置き場で腐ってるかもしれません。ちゃんと手元に置いておけば使えたのに……と。

Re: タイトルなし

名無し さん

>  ホリエモン、岡田斗司夫などのこの手の人間(ちくりんやひろゆきも含む)は、もう勝ち組なんで、何とでも言えるんですよ。
>  負け組みだったら同じ事言えるのか、なんて検証の仕様が無いですもんね。
>  結局、別世界の人間が駄弁ってるだけですって。

先ほど別の記事の別コメントへのレスで紹介したんですが、別記事になるので、こちらでも書いておきましょう。

ちょうどホリエモンがこんなことをツイートしてました。

https://twitter.com/takapon_jp/status/540052525383028738
いやいや働くのやめて機械がつくってくれた付加価値をシェアすりゃあいいんです。たとえば食物ロボットで大量につくれば値段は暴落してほぼタダで食べられるようになる。

全くそのとおりだと思います。私のような貧乏人とホリエモンという金持ちが、この点では共通の見解にたどり着いてる。勝ち組でも負け組でも共感できる点はあるんだなーと思いました。

貧BPさんが、かわいいハサミを大事そうに持ち歩いている姿を想像しておかしくなってしまった(笑)
文章の先に個性が見えてくると親しみがわいてきます

僕はこの本を立ち読みしかしてないので、このエピソードがどんな感じに書かれていたかはっきり覚えていないのだけど、モノ自体のことを言っているというよりは、モノに付随するもっと心理的なことを言っていたんじゃないか記憶しています(というか、僕はそうとらえたんですけどね)

モノを捨てるにしても身の丈にあったやり方をすればいいわけで
生活を脅かすほどモノを捨ててたらそれはただの断捨離馬鹿です
何を捨てるかを決めるのもその人の個性ですしね

ただ、何か過去の負の感情と結びついているモノがあるならば、それは積極的に捨てるべきだとは僕も思います

そうやって感情の整理ができると、新しく何か学ぼうとか、やってみようとか意欲が湧いてくるのは確かだと思いますし
そうした「新しい挑戦」の繰り返しが、お二方のような社会的につながる、という側面は確かにありそうです

金の有無より物欲の有無が関係してるんじゃないでしょうか。
自分は物欲があまりないので、金も大してかからず、貧乏でもやっていけてます。
単調な生活をしてるせいか、必要なモノ自体が少ないのかもしれませんが…。
確かに旅行中の身軽さが続いているような感じなので楽は楽です。

 ホリエモン、岡田斗司夫などのこの手の人間(ちくりんやひろゆきも含む)は、もう勝ち組なんで、何とでも言えるんですよ。
 負け組みだったら同じ事言えるのか、なんて検証の仕様が無いですもんね。
 結局、別世界の人間が駄弁ってるだけですって。

コメントの投稿

非公開コメント

投げ銭・カンパはこちらへ

15円からお好きな金額を投げ銭出来ます。→ Kampa!

貧BPのほしいものリスト(amazon)

プロフィール

hin-bp

Author:hin-bp
アラフォーのバックパッカー。働くのが大嫌いという真性怠け者。嫌々働きながらなんとか1000万円貯めてアーリーリタイアをもくろんだものの、貯まる前に震災&原発が来てぷちっとネジが切れ、勢いで仕事辞める。今後はまったく五里霧中。

コメント・トラックバックについて

コメント・トラックバックは承認制です。 記事に対する意見・質問・批判など、ぜひお寄せください。 ただし誹謗中傷・公序良俗に反するもの・主題と明らかに無関係なものなどは、承認しないことがあります。 投稿する際は、個別の見分けがつくハンドルネームをかならず記入して下さい。ハンドルネームのないもの、他と区別できないもの(名無しさん、など)は原則として承認しません。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 世捨て人へ にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へ にほんブログ村 その他日記ブログ ニート日記へ
にほんブログ村
「貧BPの人生オワタ\(^o^)/旅」はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

メールフォーム

ご意見やご連絡など、このフォームを使ってこちらまでお送りください。返信が必要なものはこちらから折り返しご連絡いたします。

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。