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NHK老人漂流社会「働く世代の子どもと同居していると生活保護は原則受けられません」について

 先日のNHKスペシャル「老人漂流社会 親子共倒れを防げ」。放送自体は見逃してしまったのですが、動画サイトに上がってたので、見ることが出来ました。

 最初の方に出てくる親子の話なんですが、あまりにも違和感が強すぎる光景でした。

http://tvmatome.net/archives/2272

安田義昭さん(80歳)は45歳の息子が戻ってきたため生活が苦しくなりました。高校卒業後、親元を離れ職を転々としていた安田昭男さん(45歳)は勤め先をリストラされ去年の12月、父親と同居を始めました。食べていくだけでやっとの暮らしです。今、昭男さんは荷物を運搬する日払いの仕事をしていますが不定期で収入は安定しません。息子と同居する前、義昭さんは月9万5000円の年金だけでは余裕がなく生活保護で家賃や医療費の免除を受けていました。しかし息子が戻ってきたことで状況は一変。生活保護の打ち切りが決まったのです。働く世代の子供と同居していると生活保護は原則受けられません。生活保護が廃止されたことで免除されていた家賃や医療費を負担しなければならなくなりました。

 働く世代の子どもと同居していると生活保護は原則受けられない? こんなアホな話、聞いたことがありません。現に資産もないし仕事もないのだから、受けられて当然です。頭を使って弁護士や支援団体を頼ることをせず、唯々諾々と役所の決定にしたがってしまった、つまり、事実上の水際作戦で追い出されたと考えたほうがわかりやすいです。
 いくらなんでもむちゃくちゃな話なのですが、「荷物を運搬する日払いの仕事をしています」、ここに鍵がありそうに思います。

下流老人の新幹線焼身自殺は、生活保護で防げたか

 この記事を読むとわかるのですが、生活保護をもらえるかもらえないかギリギリのラインの収入がある場合、担当である福祉事務所の職員ですら、適用が可能かどうかの判断が難しいことがあると書かれています。月9万5000円の年金となると、大体ですが、同居してる家族が6万円ほど稼ぐなら、生活保護基準を外れることになります。
 でもそれも不規則で、ある月は超える、ある月は超えない、ある月は医療費が大目にかかる、ある月はかからない……こういう支給基準ボーダーラインの変動が起きるケースだと、もっとも収入があり支出が少ない月を基準にされてしまうと、生活保護から追い出される可能性は大いにあるといえます。この場合、調子の良い月を基準とせずもっと全体にわたってちゃんと審査して欲しいと言うべきところなんですが、これはやはり、それだけのバックボーン、知識がないと難しい話になってしまうでしょう。

 それにしても「働く世代の子どもと同居していると生活保護は原則受けられません」というのは、むちゃくちゃです。


 ちゃんとした知識があれば、こういう事実には簡単に気づくことが出来ます。でも知らないと「働く世代の子どもと同居していると生活保護は原則受けられないなんて、当たり前だよね」と言い出しかねません。
 番組では世帯分離をして老親には生活保護を支給し、子供には就労支援をと言ってるけど、その就労支援すら、生活保護を支給しその状態で就労支援を行うのが筋です。

 実際に番組に出てた役人が世帯分離を促していたのも、まるで世帯分離をしないと生活保護自体がもらえないかのような表現がされていましたが、これは実際は「二人同居の支給額」<「ばらばらに住んだ場合の支給額」という現実によると考えたほうがわかりやすいです。

最低生活費の計算方法

 今回はわかりやすく、我が家の例で計算してみましょう。 私が40代、母が60代です。

【同居の場合】
[1類] 母36,500円 貧BP40,410円
[2類] 48,600円
合計 125,510円
一人あたり 62,755円

【別居の場合】
[1類] 母36,500円
[2類] 43,910円
母一人合計 80,410円

[1類] 貧BP40,410円
[2類] 43,910円
貧BP一人合計 84,320円

 2~3万円近く増えるわけです。本来これは「共同生活のほうが効率よくお金を使える」からこそこういう計算をしてるのだと思いますが、2万近い差額というのは、それなりに大きいです。共同生活よりも養護施設に入ってその料金を払うことに当てたほうが、当人の生活が充実する可能性がある場合もあるでしょう。
 それなのに番組では、明らかに「働く世代の子どもと同居していると生活保護は原則受けられない」からこそ世帯を分離しないといけないというふうな説明がされていました。これは大いに問題です。

 番組のおかしさに気づけずそのとおりだなと鵜呑みにしてしまう人が多いことこそが、最大の問題のように思いました。

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コメント

>>私自身としては、世界全体でこの問題を考えています。

そこまで大きな理想を掲げられていましたか!
いや、すごいな。
すごいとしか言いようが無い。

Re: タイトルなし

体力向上 さん

> 漂流社会・・・現在私も漂流しています。
> 貧BPさん。
> あなたの仕事観読ませてもらって共感しました。
> 私も就職して堅ぐるしいスーツを着て毎朝6-7時に起きる生活は苦痛以外の何物でもないです。

コメントありがとうございます。
どのお話も、私がかつて働いてた時代を思い出します。本当に苦痛そのものでした。
それでもがんばって働いてる姿には敬意を感じます。

ロサンゼルスに行くのは、外こもりというよりはなにかしらの一発逆転を賭けてというのが、文章から伝わってきます。
そういう気持ちがあるうちが、勝負ですよ。それが潰えたら、私のようになります。
こうなったら、政府を信じないとか言えなくなるんですよ。
「信じるしかなくなる」んです。自分で言うのも何ですが、これは悲惨です。他にどうしようもなくなるんですからね。
福祉や社会に依存するというのはそれだけの覚悟と危険性がある。でも、自立できない人間はそうするしかない。

自立できる可能性がある、気力が残ってる間に、成功されることをお祈りします。

> 貧しいながらお互い喰っていくだけは維持したいですね。
> 更新はペースが遅く年に数回でもいいのでブログ続けてください。

ありがとうございます!

Re: タイトルなし

とおりすがり さん
わたし さん
おいら さん

ブログ冒頭に掲げているように、当ブログでは一貫して書き込み者を特定できるハンドルネームの利用をお願いしています。
さすがにこれでは他の方も容易に使うことができ特定が出来ません。
今後は個性的なハンドルネームをつけていただきますよう、お願いします。

Re: タイトルなし

mushoku2006 さん

> >>社会全体の富の総量は確実に増えている
>
> 実は私も素直にそう信じていたんですけど、
> 改めて本当にそうなのか?
> 検索してみたら、
> どうもそうではなかった。

たしかにこれはこれで問題ではありますけど、私自身としては、世界全体でこの問題を考えています。
経済がグローバル化してるのに、政治や財政だけがいつまでもローカルでは、バランスが取れるわけがないんですよ。
これからどうやって成長していけば考えなければならない先進国と、人口ボーナスが効くし成長のモデルをなぞるだけでいくらでも規模を大きく出来る途上国を一緒に考えるのは無理がある。資源国とそうでない国を一緒にするのも無理がある。とくに資源国というのは、昔のように政治も経済もローカルなままなら、産出する資源を原則として自国内で使うしかなく、それでは発展にも限界があった。ところが経済がグローバル化した今は全世界相手に売ることが出来、世界の富を資源があるというだけで一心に集めることが出来る。
こんなことをしたら格差が広がるのは当たり前なんですよ。
こういう偏った状態を放置すればするほど世界が不安定化していくのは事実で、その膿のようなものがISISなんかに集まってしまっており、テロも頻発する。
こうした事態に真剣に取り組むようにならなきゃいけないし、取り組むようになれば、世界全体では富は増え続けているのだから、そのバランスを取るようになることで、世界全体はちゃんと豊かになれると思ってるんですけどね。

とおりすがりさんへ

>>mushoku2006さんの富は確実に減ってるみたいだけどねw

よくご存知で。(^^)

漂流社会・・・現在私も漂流しています。
貧BPさん。
あなたの仕事観読ませてもらって共感しました。
私も就職して堅ぐるしいスーツを着て毎朝6-7時に起きる生活は苦痛以外の何物でもないです。

ここでカッコつけて「日本社会の立派な一員だ」ということは簡単ですが
私は嘘をつくことが苦手なので赤裸々に言わせてもらいます。

満員電車に乗車するあの青白い顔をした人たちの陰鬱な風景は想像するだけで胃が痛くなって
その場で朝食をゲロで吐き出してしまいそうです。
冗談抜きで就職していたころは立ち眩みと圧迫感で
自分がなんでここで生きているのか?と思ったこともあります。

通勤時に起こる人身事故。それを起こす人は苦しんだ上での選択だったのでしょう。
でも通勤地獄や労働環境の酷さと言うのは、改善するように検証をしたり
街作りを一からはじめ施工して、日本人の精神を学生の頃から改革レベルで教育する
そういったことをおざなりにしてきた日本政府や大企業の責任でもあると
私はおもっています。
会社に着くなり大きい声を張りあげて怒鳴り散らす


ですからいい歳をしてフリーターです。
月―金のシフトではなく週3-4日程度で最高でも6~7時間しか働けません。
それ以上になると体中の筋肉がなぜか痛くなり、風邪を引いたように頭痛が続き
身体が赤く腫れます。過去のトラウマがフラッシュバックします。

私は海外には2回ほど行きましたが短期のみですので
長期間の海外生活を経験されているあなたが羨ましいです。

あなたと同じ海外一人旅を来年あたり行こうと考えて
それを糧に生きているような社会不適合者だとおもいます。
海外に行くことと金に繋がる計画のためです。
行き先はアメリカのロサンゼルスです。
ですのでこの一年ほどが勝負です。
仮に失敗したら貧BPさんと同じように引きこもって精神疲労に陥り
不味いメシを喰いながら生活保護に頼る可能性もあるのです。
負け組の私からすると他人事とはおもえません。
生活保護など国の支援に頼る人が200万人以上ということですので
これから日本の人口が減って貧困者が増加する予想のようです。

日本で這い上がれないのですから海外に活路を見だしたのです。
半分は他力本願ですが日本は年齢差別がありますから新卒就職を逃したり
横道をはずれて非正規やフリーターになるとあっという間に負け組の
格差の社会に転落します。
バブル期の頃と比べると貧困層が格段に増えた社会になってしまいました。
自殺する人も年間10万超で世界一とも言われています。
こんな国になってしまったのは誰の責任でしょうか?
私は政府を信じていませんし大企業に頼る宛もありません。
ですから海外が私にとって最後の砦なのです。

貧しいながらお互い喰っていくだけは維持したいですね。
更新はペースが遅く年に数回でもいいのでブログ続けてください。

mushoku2006さんの富は確実に減ってるみたいだけどねw

>>社会全体の富の総量は確実に増えている

実は私も素直にそう信じていたんですけど、
改めて本当にそうなのか?
検索してみたら、
どうもそうではなかった。

http://blogos.com/article/103717/
一番下のほうにグラフがありますが、
横ばい程度です。

私にもこのデータは衝撃的だったので、
自分のブログにも後で記事に書いてみようと思いますが、
ご参考まで。

Re: タイトルなし

Lycee さん

> 母が役所勤務で過去に5年ほどケースワーカーやってたんですが、
> ・老親と子供が一緒に暮らすと保護廃止
> ・わざわざ物理的に世帯分離して保護適用
> の箇所はやはり「??」って顔をしてました。

やはり関係者から見てもそう思うわけですよね。
そういう正しさを脇において、あの番組で言われてるようなことこそ正義なのだと騒ぎ立てる「善良な市民」、これこそが最大の問題のように感じています。

> ちなみに、母がケースワーカーをしていたのは20年近く前で、勤務地は23区の下っ端のほうですが、その頃は老親のところに独身の子供が戻ってくるようなケースは考えられなかったと言っていました。
> それだけ今の社会に余裕がなくなったんでしょうねぇ。

社会全体の富の総量は確実に増えているのに、分配がどんどん偏ってますからね。格差が広がるというのはそういうことで、だからこそ、格差の拡大は問題なんです。

私も見てましたが、「あー、誘導したいんだなー」って意図がチラチラと見えるつくりでしたね。
番組のオチも不安を煽るだけ煽って終わりという…。

母が役所勤務で過去に5年ほどケースワーカーやってたんですが、
・老親と子供が一緒に暮らすと保護廃止
・わざわざ物理的に世帯分離して保護適用
の箇所はやはり「??」って顔をしてました。

ちなみに、母がケースワーカーをしていたのは20年近く前で、勤務地は23区の下っ端のほうですが、その頃は老親のところに独身の子供が戻ってくるようなケースは考えられなかったと言っていました。
それだけ今の社会に余裕がなくなったんでしょうねぇ。

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アラフォーのバックパッカー。働くのが大嫌いという真性怠け者。嫌々働きながらなんとか1000万円貯めてアーリーリタイアをもくろんだものの、貯まる前に震災&原発が来てぷちっとネジが切れ、勢いで仕事辞める。今後はまったく五里霧中。

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