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努力と運の人、イケダハヤト 

 当ブログでよくネタにする人といえば、ホリエモンこと堀江貴文氏と、イケダハヤト氏のお二人でしょう。ホリエモンは著書を読んだことがあります。でもイケダさんは、これだけネタにしておいて、たまには記事のテーマに合うと思う著書を紹介しておきながら、自分自身が読んだことは一度もなかったのです。
 そこで、読んでみました。

なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)
イケダハヤト
光文社 (2014-02-18)
売り上げランキング: 108,371

 率直に言って、面白かったです。イケダさんという人がどうして今のような、ブログだけで飯が消え、社会的影響力もそれなりにある人になれたのか。よく分かりました。「こりゃとても真似できん!」とも思いました。なによりも、彼のような成功者が、それでいながら社会的弱者への温かい眼差しを持ち、自己責任論に陥ってない理由がよくわかりました。読んでよかったと思います。

 この本は簡単に云うと、2つのセクションに分かれています。イケダハヤトの超人ぶりを解説してる章(1,3~5)と、他人と違った存在になる、炎上することの意義を説く章(2,6~8)です。

第1章 人に嫌われることを恐れていた頃の話
第2章 炎上するのは悪いことですか?
第3章 中学時代、サイトに月間50万アクセス集めた話
第4章 偏差値55から半年で早稲田大学に合格った話
第5章 ブログで年間500万円稼いだ話
第6章 「強い心」を生み出す炎上のススメ
第7章 「社会人」って言葉、気持ち悪くないですか?
第8章 本当の自由とは何なのか


 タイトル通り、この本は炎上することを肯定し、それを力に変える方法を教えてくれる本です。でもその前提条件として、イケダさんは地位を築くことの重要性を説きます。そのためのイケダさんの努力は、正直いって、常人には真似できるものとは思えない内容でした。
 毎日十数時間勉強し続けるとか、起きてる時間は全てをブログ執筆に当てるとか、それを何日も何ヶ月も続けるとか、そういうレベルです。この本にはホリエモンの著書からの引用もあります。ホリエモンが家に帰る間も惜しんで働きまくった話が引用されているのですが、イケダさんはそれに強く共感します。なにかを成し遂げたかったら、なにかの第一人者になりたかったら、普通の人よりもはっきりと長い時間をひたすらにそれに当てねばならないと言うんですね。
 実際イケダさんは、今でも毎日、記事を7本書いた、8本書いたとツイッターで言ってます。とても真似できません……。

 イケダさんの素晴らしいところは、これをやらないのを弱いとか、誰でも出来ると言い出さないこと。これこそがホリエモンや、いわゆる成功者たちの啓発本との大きな違いでしょう。
 イケダさんの運や才能を開花させたきっかけをくれた小学校時代の先生の話を書くことで、運の要素がとても重要であるということを解説しています。この先生に出会ってなかったらどうなったことか、と。
 この先生との出会いを経て、イケダさんは自分ののめり込みやすい性格と、文章力を鍛えることをうまく結びつけ、今の地位につながっていく自分なりのスタイルを確立させていくことになります。

 ここまで読んだだけだと、正直言って打ちのめされて終わりですよね(笑)。自分にはそんな出会いはなかった、運もなかった、仕事を仕事と思わないようなほどの情熱を打ち込める好きな分野もなかった……だから何者にもなれなくてもどうしようもないよね、で終わってしまいそうです。

 このどよーんとした状態で第6章に入ると、今度はむくむくと元気になっていきます(笑)

 一歩立ち止まって考えて欲しいのですが、「本音を語って炎上すること」って、本当に悪いことなのでしょうか? あなたはどう思いますか?
 ぼくは、決してそうは思いません。あなたが職場で本当のことをいって、周囲の人が離れていったり、上司から「生意気なヤツだ」と攻撃される。それは、まったくもって悪いことではないと思うのです。
 あなたが職場やネット上でそういう存在であるとしたら、むしろ喜ぶべきです。だって、あなたは「他の人とは違う、オリジナルな存在」なのですから。明らかに異色で、独自の存在になることに成功しています。その独自性ゆえに攻撃されているのです。
 本音を発信して、その結果、周囲の人々と摩擦が起きた。そういう瞬間に、あなたは「人と同じことしかできない人」から脱皮することに、成功していると考えるべきです。他人との摩擦によって、あなたは一皮剥けつつあるのです。
 そもそも、本音を吐くということ、他人に耳の痛いことをいえること、それ自体が、「普通の人にはできないこと」です。
 あなたがもしも、他人との摩擦を恐れず本音を吐くことができる人間だとしたら、あなたは大多数の人とは違う「貴重な存在」です。抜きん出る力を持っていることを、ぜひ自覚して下さい。
(P.148-149)

 本当の意味で「新しい」ものというのは、同時代に生きる大部分の人々には理解されないものだということです。人間という生き物は、記憶や経験にないものを見聞きしたとき、生存本能から、それを生理的に受けつけないようになっているから
です。
 あなたの存在、あなたの意見が周囲の人から理解されていないとしたら、あなたは彼らにとって「理解できないほど新しい」のです。これは倣慢な響きを持ちますが、歴史が証明している真理です。本当の意味で新しいものは、同時代の人に理解される可能性は、極めて低い。
(P.154)

「社会人」とは、本当に変なことばです。うちの1歳の娘はこの社会に間違いなく生きている人間ですが、彼女は「社会人」ではないのでしょうか。サラリーマン生活に耐えられずドロップアウトし、のんべんだらりとヒッチハイクの旅を続けているぼくの知人は「社会人」ではないのでしょうか。この社会に、まちがいなく生きているにもかかわらず。
 この日本で、「社会人」として認められるためには「社会が求めるように、自分を改変し、偽ることができる」ようにならなければいけないとしたら、それはおかしな話です。少なくともぼくにとっては、本当に生きづらい社会です。
 つくっていくべきは、赤ちゃんも、ぼくのようなわがままな人間も、しっかりと「社会人」として認められる、そんな寛容で多様性溢れる社会でしょう。
(p.161-162)

 どれもこれも、そうだ!そのとおりだ! と言いたくなる内容にあふれています。引用したのは、当ブログで言ってきたこととも一部重なる内容ですよね。

「批判を恐れず自分の考えを語れるようになる、強い心をつくるため」には、まず「自分の意見を好き勝手にいえるような地位を確立する」ことが手っ取り早い
(p.143)

 でも、その炎上を自分の力に出来る強い心を作るには、その地位を確立する必要がある。そのためには常人には及べないような努力が求められる。その努力できる力を得られるかどうかは運の要素が大きい……

 うん、振り出しに戻ってしまいました(笑)

 今すでになんらかの事情で炎上してしまってる人には、この本の炎上肯定論はとても勇気づけられるかもしれません。ですが、イケダさんのように好きなことだけやっていく、好きなことだけ言って生きていきたいなぁと思う人(ようは、自分)が、この本を読んでなにか参考にできるかというと、難しいところだというのが正直な感想になります。

 イケダハヤトという「作品」は、彼の持つ運と育った環境と、持って生まれた才能なんかが上手い具合に結晶化した、奇跡の産物なのかもしれません。そして世の中には、その奇跡の軌跡(シャレみたいだなぁ……)を参考にできる人もいるでしょう。でもそういう人は、決して多くはないだろうなと思わされます。

 なんというか、自分の凡庸さのようなものを改めて自覚させられた本でした。

 それでも、この以下の提起には、深く共感します。当ブログもそういう社会を作る一助になれればいいなぁと思い、作ってる意識はありますからね。

 あなたが本音を語り、燃えれば、それだけ社会は多様になります。周囲から強引に塗りつぶされることもあるでしょう。でも、いまの、この時代を生きている「ぼくたち大人」が、この絵を何とか変えないといけません。
 ぼくらを縛る鎖を燃やしましょう。白他の選択を尊重できる社会をつくりましょう。
 やることは、いたって簡単。炎上を覚悟して、本音を語るだけです。
 おかしいと思うことは、おかしいと宣言しましょう。そして行動しましょう。
 多くの人がそのように変化すれば、この世は色鮮やかで、議論に溢れ、問題が着実に改善されていく、有意義な社会になるでしょう。お互いを認めあう寛容さも、そこには発生するはずです。
(p.204-205)

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コメント

たしかに
>炎上を覚悟して、本音を語るだけです。
 おかしいと思うことは、おかしいと宣言しましょう。

ってなことがあるから実際に私はこのブログを
見に来てる訳だもんね。
そんで、「そりゃー違うだろー」ってなるから
レスるんだから。

Why But However コレは話続くけど
I think so! だとソコで終わっちゃうもんね。

色々な考えや意見があるから面白いんだもん。

You! 言っちゃな!www

Re: 支持される条件

57tokin さん

> 自分の最低限の生活費すら稼げない人がどんな立派なことを言っても支持されないと思いますよ。

この価値観で居続けると、今後どんどんと仕事というのがこの世から無くなっていく時代において、不幸な人を増やしていくだけだというのは、当ブログで何度か書いてきたことでもあります。

> 親に食わせてもらいながら活動してる人で、広く支持されてる人っているんですかね?

親がものすごく金持ちで、好き勝手させてもらってる間に、その好きなことが仕事になる人っていうのは、案外いますね。

映画評論家の有村昆なんて、今でも毎月100万円の小遣いを親からもらってるそうです。親のコネ、財力で好き勝手にのびのびとやれてるうちに、その好きなことが仕事になったわけです。

作家・山村美紗の娘さんで女優、山村紅葉。大学卒業後普通に実力で国税庁に入った人ですが、彼女が今の仕事である女優をやれてるのは、完全に母親のコネであって、彼女の実力でもなんでもないというのは、有名な話です。つまり事実上「親に食わせてもらいながら活躍してる人」なわけです。
支持されてる……かどうかはなんとも言えないけど、親のコネの仕事でもちゃんとギャラは出るわけです。山村美紗の娘という立場を支持されてると言ってもいいのかもしれないけど、それでもまあ、支持されてることにはなるんでしょう。

Re: タイトルなし

山田 さん

> イケダハヤトの本に興味がある人は居ると思うけど、貧ちゃんの書いた評論なんかに興味ある人は居ないと思う。

あなたはなんでここを見てるのですか?
興味が無いものをわざわざ読んでるんですか?

Re: タイトルなし

nori さん

> 残念ながら、生活保護についての貧BPさんの意見は完全に間違ってるので、社会から認められることは絶対にあり得ないでしょう。
> なぜ間違っているのかはいちいち説明はしません。いくら正当性を主張したところで、河本準一氏のようにしかならないでしょう。

完全にとか絶対にとか激しい言葉で言い切られても、なにが完全だったり絶対なのかの解説がなければ、伝わるものも伝わりませんよ。

支持される条件

自分の最低限の生活費すら稼げない人がどんな立派なことを言っても支持されないと思いますよ。
親に食わせてもらいながら活動してる人で、広く支持されてる人っているんですかね?

イケダハヤトの本に興味がある人は居ると思うけど、貧ちゃんの書いた評論なんかに興味ある人は居ないと思う。

こんにちは。

炎上がメリットになるかどうかは条件次第でしょうね。正しいことをしていればメリットになりますし、間違ったことをしていればデメリットにしかなりません。

STAP細胞の小保方氏や東京五輪エンブレムの佐野氏などは間違ったことをしていたので、猛烈に叩かれまくったあげく社会から抹殺されてしまいましたね。

残念ながら、生活保護についての貧BPさんの意見は完全に間違ってるので、社会から認められることは絶対にあり得ないでしょう。
なぜ間違っているのかはいちいち説明はしません。いくら正当性を主張したところで、河本準一氏のようにしかならないでしょう。

貧ちゃんの言ってるのは「本音」じゃなくて「言い訳」と「負け惜しみ」です。
間違えないように。

Re: タイトルなし

みん さん

> 私もこの本読みました。中学時代、サイトに月間50万アクセス集めた話がありますがまだ競争相手が少ない時代だったとはいえニュースサイトで50万アクセスってちょっと信じられない話です。
> それにこのアクセス50万の中学生時代は炎上していなかったはずです。時間をかけただけでは50万もあつまりませんし、何か本にはかかれていない要素が何かあるんだと思います。

そのあたりはなんとも言えないけど、ありえない話ではないんだろうなとは、思いました。

私もこの本読みました。中学時代、サイトに月間50万アクセス集めた話がありますがまだ競争相手が少ない時代だったとはいえニュースサイトで50万アクセスってちょっと信じられない話です。

それにこのアクセス50万の中学生時代は炎上していなかったはずです。時間をかけただけでは50万もあつまりませんし、何か本にはかかれていない要素が何かあるんだと思います。

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