世の中本物の無職やニートが少なすぎる
- 2016/01/30
- 12:22
10年以上無職で食べていけている俺としては、どうでも良いネタだが、たぶん借金をしないことに尽きるだろう。
10年経ってもフリーランスとして食べていける人の6つの特長 https://t.co/WV9EnVxECI
— Kuantan (@Kuantanlog) 2016, 1月 30
別にkuantanっさんがどうこうと言うわけではないのですが、世の中本物の無職やニートが少なすぎる気がするんですよ。正しくはネット上に、ですが。
たとえばあのphaさん。今ではニートの看板をおろしましたが、年齢にかかわらず、彼は一貫して個人事業主です。自分の収入以下で自立出来ているなら、それはニートでも無職でもない。
貯蓄が10億円とかあって、金利を0.1%=100万円しか得ておらず、その範囲内で暮らしてるなら、その人は投資家と言うべきでしょう。
では貯蓄が1億円しか無く、資産運用もしてるけど上手く行かなくて、持ってる資産を減らしていってる……難しいところですが、これはやはり、投資家でしょうね。店を開いても軌道に乗るまで持ち出しが多く、貯金を減らす人というのは、よく聞く話です。
実は職があるか無職かというのは、黒字・赤字とは関係のない概念だったりします。赤字でも働いてる、有職というケースはあり得るわけです。
ではニートはというと、「十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者」というのが一般的定義ですが、いくら調べてもこれを年齢で区切る納得できる根拠が見つからないので、年齢の区切りは個人的に不要だと思っています。
となれば残るのは「家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者」です。
こうなると、一人暮らしの生活保護受給者もニートでは無くなってしまう。一人暮らしだと家事をしないわけにいかなくなってしまいますからね。
この自分自身、たまに日雇い労働をしてるわけで、厳密に言えば、就業をしてしまっている。
では、ブログにアフィリエイトを貼ったりニコ生配信をしてるけど、収入はほとんどなく、微々たるものという人……これはニートと言っていいような気が個人的にはするのです。
ニートというものを超厳密に定義するならば「己の活動では生計を獲得するに至らず、お金を得るとしてもあくまでも小遣い稼ぎしかしていない。自らの資金で自立していないのみならず、家事すら誰かにまかなってもらい、養われている」状態だと思います。
一言で言えば、自立してればニートじゃないし、自立出来て無ければニートです。無職で働きもせず職業訓練も受けていない人はどうなるか? と思うけど、自分の家事をして生活してるなら、ニートではないでしょう。では金の力で家政婦を雇っていたら……ニートかなぁ(笑)
こう考えると、いかに世の中に本物の無職やニートが少ないか、よく分かるというものです。
あれ? なんだか自分は、この真性ニートの基準に当てはまるような気がしてしまいます。どうですかね?
引きこもりは、別ですよ。世の中マジで部屋にとじこもり、家から何年も出ず、食事は部屋のドアの前に運ばれ、家の中を歩くのも他の家族が寝静まった夜だけという人は、それなりにいるそうですから。そんな生活、自分にはとてもとても、耐えられませんからね。無理です。
