HOME > スポンサー広告 > ”山奥ニート”は珍しくもなんともないHOME > 社会評論 > ”山奥ニート”は珍しくもなんともない

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
   このエントリーをはてなブックマークに追加

”山奥ニート”は珍しくもなんともない

“山奥ニート”増殖 あくせく働かず自由…新しい生き方!?

 和歌山県の山間部で地元の人たちの仕事を手伝いながら、わずかな収入で自由気ままに生活している若者たちがいる。あくせく働かず、自然に恵まれた環境で好きなことをしながら暮らす“山奥ニート”たち。かつて引きこもりだった人もおり、「楽しく暮らすのが一番」とも。そんな彼らに地元の人たちも好意的だが、こうした「自由な生き方」は新しいライフスタイルとして定着するのだろうか。

 この記事、とくにコメント欄が大盛り上がりで注目記事になってるようですが、何を今更というか、「へ? みんなこういう生き方、知らなかったの?」としか、言えないですよね。
(今回の取材対象で、ツイッターでも自分をフォローしてくださり、ニコ生もやられているそのものずばりの「山奥ニート」さんがいらっしゃるのだけど、今回はあくまでもこの記事をもとに、山奥ニートという現象として取り上げます)

ヒッピーなんか昔からいくらでもいる



 ようは、ヒッピー村ですよ。70年台から日本各地にこういう生き方をしてる人もいるし、そうやって出来た村や共同体もある。もっと言えば、ヤマギシズムも似たようなもんだし。有名なところでは獏原人村というのがあります。

 こちらにも書いたけど、自立できているなら、ニートではないですよ。


 どんなに収入が少なかろうが、それこそ月収1万円であろうが、そのお金の範囲と創意工夫で自立生活を営めているなら、それはニートではないと思います。無職ですらない。低所得の自営業者とでも言うべきところでしょう。

 なんというか、かつてならヒッピーとかオルタナティブとか言ってた生き方が、なんでもかんでもニートにひとまとめにされている印象があります。一般社会から外れ、いまいち理解が難しく、非難したくなる生き方。そういうのは全部ニートと言っておけばいいやみたいな。
 言われる側もニートと言っておけば説明が簡単だ、みたいな。


「将来に備えない人」をどう社会が手当するかの視点がなさすぎる



 記事のコメント欄では「年金とか社会保険はどうしてるんだ?」「将来に備えないでどうするの?」というのがとても多いのだけど、この問題だって別に今はじまったわけじゃない。

 
 この記事に出てくる「高度経済成長期を支えた労働者達」も将来に備えるとかせずに長生きして、言い方は悪いけど社会のお荷物になってしまった事例。こういう生き方は別に珍しくもなんともないわけです。
 そもそも、社会の多様性のなかで、各自が死ぬまでの人生設計を完璧にせよ、それは自己責任だなんて、無茶な話だと思います。

 たとえばホリエモンは「そこで贅沢をして、夜の街とかで散財したりパチンコやったりとかして、めっちゃ金使ったんだと思いますよ。だけど、それは半分くらい何か、株式に投資をしとくとか、できたんですよ」と言ったそうですが、彼ら全員が堅実に将来に備えて貯蓄していたら、当時の日本経済のGDPがいくらかは落ちたのは間違いないでしょう。


 この記事でも書いたけど、ともかく消費してくれないと経済成長が出来ないんだ、金を使え、金を使えという今の資本主義の世の中なわけです。今の「堅実な」老人たちは、ともかく金を使わない、溜め込むばかりだと言われる。そうやって溜め込んでる老人も批判されるし、かたや、若いころに散財し貯めこまずに生活保護になるような老人も、ホリエモンに批判される。

 金を使え、将来に備えろ、使ってくれないと経済が回らない、使いすぎて困っても自己責任だ……どうしろって言うのよ(笑)

 資本主義国家では、世の中にはいろんな人がおり、いろんな生き方をしている。それが社会の多様性をつくり、可能性を拡大し、追求している。
 それが、「働かざるもの食うべからず」を国是とし、無職を犯罪者としてしまうような、旧態然とした社会主義国家との違いです。その違いこそが資本主義を勝利させた理由とも言えるでしょう。
 かといって自己責任に偏ると、今の先進国のように消費がどうしても伸びないどうすりゃいいんだみたいなドツボにハマることにもなる。

 大事なのは、社会の多様性を確保しつつ、それでいて、どんな結果になった人でも最低限度の生活を送れる社会民主主義国家の路線にすることだと思います。

「将来に備えない人」というのは昔からそれなりにおり、それはそれで、社会を構成する大事なピースとして存在しています。 そういう人の中から、たとえばスティーブ・ジョブズみたいな人が生まれたりもする。彼、成功しなければ、ただのインドかぶれ野郎で終わっていたかもしれないわけです。

 結果的に成功した人が結果的に失敗した人を支え、社会全体でバランスが取れれば、それでいいと思います。そのバランスを取ること、資産再分配が政府の最大の責務、役割なわけで、「年金はどうした、社会保険はどうした」と個人を責めても仕方がないと思うんですよね。

   このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

No title

アウトドア好きなのでその延長線上として、狩猟に関する本はよく読みました。例えば『ぼくは猟師になった 』とか、『熊撃ち」とか、コミックスでは『山賊ダイアリー』などといった本。

昨今は男だけじゃなく狩猟女子みたいなのがいるそうなので、そういう気質の人と一緒に世帯をもって山奥で生活していければよいですね。

無理に鉄砲打たなくても罠免許でもいいのでね。

あとは現地の人たちといかに仲良く出来るかも大事です。こちらはジビエを上げる代わりに野菜をもらうとか出来ますからね。

山の恵であるキノコや山菜も取れるようになれば食生活は更に安定しますが、それなりの知識が必要なので、教えてくれる地元の人のと付き合いは必至でしょう。

ヤマギシとか集団で共同体みたいにそれが出来るのであれば無理して付き合う必要はないかも知れませんが。

Re: タイトルなし

Cosi さん

> 自分も多様性については貧BPさんと同じ意見なのですが、数日前にニュースになってた2割の働かないアリについての最新の研究結果を知ってショックを受けました。いざとなっても交代するつもりがない人はどうすれば良いんでしょうねぇ。

いざとなっても交代しないというのは、例えるなら「大災害があって優秀な人間がなくなり、自分らだけになっても働こうとしない」わけです。
さすがにそれは……死んでしまってもどうしようもないと思いますよ。
「自殺島」という漫画が似たようなテーマを扱っており、参考になるかもしれません。

自分も多様性については貧BPさんと同じ意見なのですが、数日前にニュースになってた2割の働かないアリについての最新の研究結果を知ってショックを受けました。いざとなっても交代するつもりがない人はどうすれば良いんでしょうねぇ。

コメントの投稿

非公開コメント

投げ銭・カンパはこちらへ

15円からお好きな金額を投げ銭出来ます。→ Kampa!

貧BPのほしいものリスト(amazon)

プロフィール

hin-bp

Author:hin-bp
アラフォーのバックパッカー。働くのが大嫌いという真性怠け者。嫌々働きながらなんとか1000万円貯めてアーリーリタイアをもくろんだものの、貯まる前に震災&原発が来てぷちっとネジが切れ、勢いで仕事辞める。今後はまったく五里霧中。

コメント・トラックバックについて

コメント・トラックバックは承認制です。 記事に対する意見・質問・批判など、ぜひお寄せください。 ただし誹謗中傷・公序良俗に反するもの・主題と明らかに無関係なものなどは、承認しないことがあります。 投稿する際は、個別の見分けがつくハンドルネームをかならず記入して下さい。ハンドルネームのないもの、他と区別できないもの(名無しさん、など)は原則として承認しません。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 世捨て人へ にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へ にほんブログ村 その他日記ブログ ニート日記へ
にほんブログ村
「貧BPの人生オワタ\(^o^)/旅」はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

メールフォーム

ご意見やご連絡など、このフォームを使ってこちらまでお送りください。返信が必要なものはこちらから折り返しご連絡いたします。

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。